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Prism ~4.情報屋~

僕とモルセラさんが歩く道の横を時々カービィが通りすぎる。
モルセラさんは一度立ち止まり辺りを見渡した。

「この細い道を通りますよ。せまいから気をつけて。」

そう言ってから、僕達はその細い道へ進んだ。
モルセラさんがやけにしんちょうそうだったのは気のせいだろうか。
細い道を抜けた場所は、小さな広場。中心に円い噴水がある。
見渡すとさっきの細い道以外、何一つ他の道がない。

「モルセラさーん!!ご無沙汰しておりますー!!」

誰の気配もしないその広場に一人噴水に腰掛けていた
そのカービィがこちらへ駆けて来た。見た目、配達員員のような姿をしている。
頭には帽子をかぶり、小さなポシェットを持って、棒付きアメをくわえているようだ。

「ウィル、噂は聞いていますよ。配達試験の監視員を蹴とばしたとか…、
全くとんでもないことをしでかしたようですね。」

「モ、モルセラさん、久しぶりの一言がそれっすか?!
それにしても、そのことは監視員に無かったことにするよう言っておいたけどなぁ…
…えっと、その青い子は?」

青い子、というのは僕のことだろうか。

「この子はミラ。事情があってこの子の身元を探しているのですよ。」

モルセラさんは僕のことをそう説明した。
もしかしてウィルさんに会いに町へ来たのは、僕の身元を探すためだったのだろうか。

「へぇ…。俺はレータ・ウィルソンって言うんだ、配達屋ってのをやってる。
ウィルって呼んでくれ。よろしくなっ」

ウィルさんは初めての対面なのに敬語でないところが、少し親近感をわかせる。

「さて、ミラの身元調べの件ですが…」

言葉が途切れたかと思うと、モルセラさんはバッと後ろを振り向いた。


「気配だけで感づくとはやるな…。」


何者かの低い声が聞こえた後、あの細い道から、6人ほどのカービィ達が出てきた。
1匹ずつ銃などの武器を持っていて、中心のカービィのみ大きな刀を持っている。
なにか、嫌な予感がする。

「その青いチビをこっちによこしな!!」

中心のカービィが、刀を突き出して言った。僕は狙われているようだ。

「ウィル、お願いします。」

「任せてくださいよ!あんな奴ら、ぶっ飛ばしますよ、ハハハッ!」

ウィルさんはポシェットから1本の棒付きアメを取り出し、なんとそれを
体の約3倍ほどに巨大化させた。一体どんな仕掛けになっているんだろう。

「…!!もしやお前は表で町一の配達屋と名乗り、裏では町一の情報屋の実質
を持つレータ・ウィルソンか…。」

中心のカービィが言った。
ウィルさんは世間で知られるほどのカービィだったんだ。
それにしてもこの6人のカービィ達は何者なんだろう。

僕を知っているようだし…。

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コメント

わぁ!!ウィル出たぁぁあ!!

ありがとうございます!!!
うふふーなんかうれしいなぁ

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