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Prism ~3.町~

一段落したところで、僕とモルセラさんは町へ向かった。
僕はモルセラさんの背中を追うように付いていく。
こういうことを考えるのは何だが、モルセラさんは本当に綺麗だ。
華やかなオーラが歩き方にもにじみ出ている気がする。

しかし、話してみるとモルセラさんは声が渋かった。
男…なのかな?そうだとしたらオカマとしか…。
気になるなぁ…聞いてみようか。でもこんなこと聞いていいのかな。

はっ、僕はなんてことを考えて…

「ミラ。」

「!!」

「何故そんなに驚いて…まぁいいですが…。
これから私の知り合いに会いに行こうと思っているんです。」

モルセラさんはそれだけ言って、また歩き始めた。
その知り合いというのはどんなカービィなんだろう。
でも、そのモルセラさんの知り合いに会えば、何か聞けるかもしれない。

歩いて、歩いて、足が疲れてきた。歩くスピードが早いまま変わらないせいだ。
そう考えているうちに、目の前に光が見えてきた。
僕が目覚めた時の、あのくらむような光には負けるが…。
モルセラさんは光が見えてきたとたん走り出し、光の中へ消えていった。
そして僕もあわてて光の中へ。まるで光に吸い込まれていくようなような感覚。

「おつかれ。もう森からは抜けましたよ。」

歩いていた時のあの真剣な顔からは信じられない、満面の笑顔だ。

「ちょっと待っていてください」

モルセラさんは少し僕から離れ誰かと連絡をはじめた。
何を話しているかは聞こえないが会話の相手は多分さっき言っていた知り合いだろう。
僕はその間地面の石ころをけったりしていた。

「お待たせしました。…本当は瞬間移動を使った方が移動が楽なのですが…。
なるべく力を使いたくない。ミラ、まだ歩けますか?」

「大丈夫です。」

瞬間移動…!?そうだ、魔法が使えるんだっけ。

「よかった、歩いているばかりでは疲れますからね。では迷子にならないように。
町中は怪しい者がうろついていて大変危険なんですよ。」

迷子…か。僕は相当子供扱いされているようだ。

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